新規事業を育てる面白さ。
キャリアは、自ら切り開く。
Beyond Mobility SBU
山内 美優
- Profile
- 2017年入社。就活ではメーカーと総合商社の2択で悩むも、そこで働く人間の魅力に惹かれて住友商事を選択。入社2年目で広島に異動し、自動車メーカーを相手に日々タフな交渉を繰り広げる。その後2021年4月新設の事業開発に特化した現部署に異動し、新規プロジェクトを評価する制度設計に携わる。
※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです
私が向き合うもの
新たな事業の柱を育てる
ステージゲートシステムを構築。
現在、Beyond Mobility事業部に籍を置き、ステージゲートシステムの仕組みづくりをメインで担当しています。ステージゲートシステムとは新規事業を発掘・育成・管理するための仕組みです。新規プロジェクトの活動をアイデアの創出から市場への投入までを複数のステージ(段階)に分けて、各ステージの間にゲート(審議)を設置しプロジェクト評価を行う手法です。各ステージの活動後にプロジェクトを評価することができるため、新規事業の不確実性を排除しながら事業化へと進めていく役割を持っています。
多くの場合、既存の仕組みで新規事業を評価してしまうと、「将来性が無い」とか「儲からない」といった評価が下され、せっかく生まれたビジネスの種が花を咲かせずに終わってしまいます。そこで、ステージゲートシステムでは、新規案件を評価するための審議項目や判断基準などを策定し、新規案件を適切に評価することに主眼を置いて開発を行っています。
ステージゲートシステム自体は今年から部内に本格的に導入された仕組みであるため、現段階ではまだトライアンドエラーの繰り返しです。私自身、昨年度まではトレード業務に携わってきたということもあり、今の業務に難しさを感じているのも事実です。しかし、上司にとっても事業開発と言った正解が無い中での試行錯誤の状況は一緒ですし、むしろ「この新しい取り組みを部内に根付かせ、より多くの新規プロジェクトが成長する環境を整えていこう」と一体感を持って取り組んでいるので、とてもやりがいを感じています。
私の現在地
世界を股にかけて仕事ができること、
様々な経験をできることに憧れがあった。
最初から総合商社に絞っていたわけではなく、総合商社とは別に飲料メーカーも候補にあげていました。元来、「いろんなことをやってみたい、経験してみたい」という性格だったので、学生時代はダンスをしたり海外でインターンシップを経験したりと、アクティブに動いていたと思います。
そういう性格なので、社会人になってからもいろんなことを経験したみたいと考えていました。総合商社だと世界を股にかけたグローバルなビジネスを経験できること、産業機械や自動車・食品・医薬品など多種多様なビジネスを手掛けていることなどから、自分が働くことができるフィールドもかなり広いということを知り、結果的に総合商社に絞って就職活動を進めました。
住友商事に決めたきっかけは、やはり「人の良さ」です。自分は学生という立場でありながら、真摯に向き合って、なおかつ熱く仕事のことを語ってくれる先輩方に強く惹かれました。面接を重ねるうちにいつしか「こういう人たちと一緒に働きたい」と思うようになり、入社を決めました。入社後も、入社前に抱いていたイメージは変わっていません。情熱をもって仕事をしている人が多いと感じます。
学生の頃私が感じていたように、これからは自分がそういう風に見られるんだと思うと、日々の仕事にも力が入ります。特に総合商社は「人の魅力」がビジネスにつながる傾向にあるので、これからも頑張って人間力を高めていきたいと思います。
これから目指すもの
希望を叶えるキャリアプランと
働きやすく柔軟な勤務体制。
住友商事のいい所はたくさんあるのですが、一つ挙げるとすれば、広島で勤務していた時期も含め、いろいろなことに挑戦させてくれる会社だなというのが私の印象です。総合商社に入社したからには、国際的かつ規模の大きなトレードに携わりたいという気持ちがありました。入社後しばらくはトレード業務を担当していたのですが、経験を積む中で「BtoC向けのビジネスを経験してみたい」と思うようになり、毎年実施しているキャリア面談で上司に相談しました。結果、既存の事業投資やトレードと言ったビジネスが無く、事業開発に特化した現在の部署に異動することが出来、ある種BtoBもBtoCも出来る業務に携わることになりました。今の部署では、社内の様々な部門の業務を俯瞰的に把握し、より広い視野を身につけることができるので、キャリアとしてはプラスになっていると思います。
今後は、より長期的な視野を持ち、モビリティに関連するビジネスを提案していきたいと考えています。キャリアプランについてはキャリア面談と言った定期面談に加え、日常的に上司へ相談出来る環境や関係性を築くことが出来ていると思います。中長期の目線をもって、しっかりと自分の考えを上司に相談すれば、自身のキャリアプランを十分に考慮してもらえるのではないでしょうか。普段の勤務場所ですが、自宅もしくは大手町本社に出社して業務を行っています。テレワーク環境も整っているので、業務に支障をきたすことなく自宅で業務を行えます。個人のワークスタイルに合わせ、テレワークと出社を選択できる点はすごく働きやすいと実感しています。また、出社が必要な場合でも、スーパーフレックス(※1)を使い、混雑を避けて通勤できるため、早朝に出社して午後イチに退社、その後プライベートの時間に充てることが出来、QOL(Quality of life)の高い毎日を送ることができています。
- ※1:コアタイムは設定せず、1日当たりの勤務時間(7時間15分)を1ヶ月単位で精算する制度。役職や年代を問わず全社員に適用されている。