世界を、社会を、
人々の暮らしを、
より豊かにしていく。
この言葉には、
その誓いが込められている。
創立100周年を迎え、次の100年に向けて歩みはじめた住友商事。
この章では、
未来へ動き出した
住友商事の全貌について
解説していく。
読了目安:約3分
Chapter01住友商事とはどのような存在か?
住友の歴史は、17世紀に
初代、住友政友(まさとも)[1585-1652]が
京都に書林と薬舗を
開いたことに始まる。
※写真提供:住友史料館
住友政友は商人の心得を説いた
「文殊院旨意書」を残し、
その教えは「住友の事業精神」の
基礎となっている。
現代こそ、SDGsや
サステナビリティといった考え方が
主流となったが、住友グループは
約400年も前から
こういった価値観を尊重し
事業を行ってきている。
そして今、住友商事が見据えるのは100年後の豊かな世界。
しかし、その足元で
社会の不確実性は
ますます増していく。
同時に、社会構造は
大きく変化し
世界は今、歴史的転換点を迎えている。
住友商事は
この転換点に向き合い、
飛躍的な成長に向け
果敢に挑戦する。
住友商事が今、注力しているのが、
サステナビリティ経営の推進だ。
あるべき未来の社会像から
事業機会を創出し
この2つを両立することで、
豊かな社会の実現を目指す。
これらの課題に対して、
住友商事が持つ
5つの資本を強みに
まだ見たことがない価値を
創造していく。
Chapter02住友商事の強みとは?
総合商社のなかでも、
独自色の強い住友商事。
もともとは不動産開発という
総合商社のなかでも
珍しいルーツを持つ。
そこから次第に事業を多角化。
産業・地域が分散された
事業ポートフォリオによって、
景気や資源相場の影響を受けても
リスクが分散され、安定した収益を
生み出すことができる。
また、DXやAIなどの
新技術への適応力も高い。
DX分野においては、
総合商社グループとして保有する
豊富な現場が有利に働く。
なぜなら、総合商社には
あらゆる情報と技術が集まるからだ。
それらの知を集結させ、目指すのが
“デジタルソリューション総合商社”。
時代の非連続な変化に合わせて
事業を変化させ続け、
社会のニーズに応えてきた
約100年。
いつの時代も必要とされるために。
これからも住友商事は
変化し続けていく。
Chapter03住友商事の個性とは?
住友商事の社員が
大切にしている価値観がある。
ただ事業に投資をするのではなく
実際に現地へ行き、
対話を重ねることで、
リアリティのあるビジネスを
創出する。
すなわち、事業経営。
この現場でのビジネスこそが
住友商事の最大の
武器であり、だからこそ、
現地のニーズに即した本物の価値を
提供することができるのだ。
その指針は、「グローバル人材
マネジメントポリシー」にも
しっかり記されている。
現地とのつながりを
何より大切にしている住友商事。
それは事業判断にも影響するほどだ。
現地で行うのは
ビジネスだけではない。
さまざまな人や企業との
つながりを大切にしながら、
雇用を創出し、経済を成長させ、
暮らしをより豊かにする。
その積み重ねだけが、
世界を豊かにする唯一の手段だと
知っているからだ。
幅広いステークホルダーとともに、 地域や人々の暮らしに存在する課題を 一つひとつ解決することで 豊かな世界を実現すること。
よく耳にするワードかもしれないが、
心から豊かだと思える世界を、
私たちは目指している。