Human Resources Management研修制度/人材育成
人材育成基本方針
住友商事グループにとって、人材は最重要の経営リソースです。2020年に制定したグローバル人材マネジメントポリシーにおいては「目指す個の姿」として「グループの理念やビジョンに共感し、高い志を持ち、自律的な成長を続け、進取の精神で、グローバルフィールドで新たな価値創造に挑戦する人材」と謳っています。これを具現化するために最も重要なことは、「世界で通用する力(=専門性)を、一人ひとりが高めること」です。このようなTop tierのプロフェッショナル集団を育成するために、OJTとOFF-JTを連動させることが欠かせません。業務上の成功や失敗の「内省・振り返り」により、経験の「一般化・概念化」を行うことや、業務に必要なスキル・ナレッジを身につけることで、より高度な仕事に取り組むことが可能となります。
住友商事
ビジネスカレッジ(SBC)
「グローバル人材育成拠点」
となる研修施設
当社は、東京都中央区銀座にある「グローバル人材育成拠点」として、研修施設「住友商事グローバル人材開発センター」を活用しています。グローバルベースでのさらなる人材育成の強化と多様な人材の活躍促進の拠点として、当社グループの社員同士が職場や国を越えて集い、将来のビジョンや戦略を徹底的に議論する場となっています。
選択式プログラム
選択式プログラムでは、ビジネスを通じ社会に貢献できる経営人材となるために必要な知識・スキルを基礎レベルから高度なものまで幅広く網羅した90種類以上のプログラムを用意しています。まずは、商社パーソンとしての標準装備を身につけるため「入門編」「基礎編」を受講したのち、数あるプログラムの中から、自身の業務を遂行する上で必要な知識・スキルを得られるプログラムを自由に選択して受講することができます。その中には「SC MBA」という一般にMBAで扱う課目を社内で学べるコースもあり、経営人材に必要なリテラシー、基礎的な理論、フレームワーク等を現在の所属部や業務に関わらず習得することができます。
経営人材育成体系

経営人材育成体系

SC MBAプログラム

グローバル人材育成
プログラム
SBCでは、商社パーソンとして、海外で働く上で必要となる異文化コミュニケーション、リーダーシップ、人事管理の基礎知識・各種スキルの習得を目的にグローバル人材育成プログラムを用意しています。OJTの側面からは、能力開発期の重要な人材育成ツールとして4つの研修生プログラムがあり、若手基幹職を対象に毎年100人以上を海外に派遣しています。
研修生プログラム


- ※P2:プロフェッショナル2の略称。新卒入社の場合、プロフェッショナル2からスタート。大卒であれば原則4年で昇格が可能。
- P1:プロフェッショナル1の略称。管理職の予備軍と位置付け実力次第で最短1年で昇格が可能。
- AP:Advancedプロフェッショナルの略称。管理職のこと。
新人育成体制・
指導員制度
指導員制度は新入社員を一人前の社会人、一人前の住商パーソンに育成する初期教育として、重要な制度となっており、指導員に対し研修を実施しています。

指導員制度
新入社員が、初めて経験する社会人生活を円滑にスタートできるよう実務面でのOJT支援(業務内容の説明や社会人としての基本動作の徹底)と住商パーソンとしての総合的な人間教育、当社社員として持つべき価値観、組織の仕事文化の伝承等、住商パーソンとして成長していくための土台となるマインドを醸成します。

職場全体での育成体制
